グルメ

おちょこで味が変わるって本当ですか?山本で試してみる。その1

 

さて、人間とはまことに神秘的であって、日本酒もまた数字では説明しきれないことばかりである。

とりわけ日本酒の味を「感じる」ことは、すなわち官能であり、いくら言葉を尽くしても、絵に描いても、100%理解することは難しく、また人によって感じ方はまちまちである。

 

……なんて「いかにも」っぽい出だしで失礼しました。

 

今回は、ズバリ「おちょこによって、ほんとうに日本酒の味は変わってしまうのか?」

という疑問を2回にわたって解明していきたいと思います。

 

「え、そんなの変わるわけないじゃん、てか結果どうなの?」というせっかちなアナタ!

お教えしましょう。

 

私の回答は「すんごく変わる」です。

ゆえに、甘い味が好きな人は甘味を感じやすいおちょこで、辛口が好きな人は、辛い味を感じやすい形で飲むことで、よりいっそう好みの味に酔いしれることができるのではないかと思います。

 

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人の舌のふしぎ

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ワイングラスの形状によって、同じワインの味がまったく違って感じるというのは有名な話。

私も10年ほど前、スペインを旅行した際にびっくり体感し、以来「ワイングラスはでかい方がうまい」と安易な結論に落ち着いています。

 

では、なぜ同じワインなのにグラスによって味が変わってしまうのでしょうか?

数十年前までの通説は、「舌には味覚帯というものがあり、その部分によって苦みや甘味、酸味などを感じやすかったり、感じにくかったりするから」というものでした。

 

グラスの形状とは主に、グラスに口をつける部分が内側に入れ込まれていたり、外側に開いていたりすることを指しています。

形状が変わると唇の接地面が変わり、ワインが舌を流れる際、通る場所と通らない場所ができ、それが味の違いとして感じられるというものですね。

 

私は、ほうそうですか、と納得していたのですが、現在それは誤解が広まったものだとされています。

え、誤解だったの?なんてこったい。

 

 

ではなぜ、味が違うと感じるのでしょうか。

それはグラスの形状で香りの立ち方が変わり、それが味覚に影響するのだろうという結論に落ち着いているらしいです。

 

香りって、コーヒーでも、紅茶でも、ワインでも、そして日本酒でも、重きを置いて選ぶ方もいる味の重要なファクターですよね。

「味わう」とは鼻と舌で食べ物・飲み物を感じて楽しむ、ということなのかもしれません。

 

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実際におちょこを変えて飲んでみる

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さて、というわけで、待ちに待った実食ならぬ実飲である。

今回、取り出したるはこちら。

 

純米吟醸 潤黒pureblack 山本である。

個人的には愛着をこめて「山本さん」と呼んでいる。

瓶に直接印刷、蔵元は秋田県(山本合名会社さん)とくれば、新政6を彷彿とさせ、なにかある、そういう雰囲気満々だ。

 

さて、この山本さんを味わうために家にあるおちょこを集めてみた(ほかにももっとあるけど)。

 

で、特徴的な形状をしているものを選抜。

以下特徴を記載してみる。

左から

  • ショットグラス……ほぼ円柱。垂直に立ち上がっているもの
  • 小ワイングラス……足の部分を無視して、グラスの形状に注目すると、こちらも垂直に立ち上がっているが、フチの部分だけやや内側に入っている。
  • 磁器の緑おちょこ……いわゆる一般的なおちょこ、その1。飲み口の部分はワイングラスに比べるとやや広がっている。
  • 花柄のおちょこ……こちらも一般的なかたち、その2。全体的に小ぶりだが、飲み口はラッパのように広がっている。ちなみにこちらは大正時代につくられたものらしい。
  • 盃型おちょこ……神前式の三々九度に登場しそうな平べったい形。武将ぽくて見た目が好き。

 

さて、どんな味わいになったのか……次回にて報告いたします。

こうご期待!

 

 

 

 

 

 

斎藤貴美子

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フリーランスのコピーライター/ライター/利き酒師(2018年12月~)。日本酒は、芸術かつ宇宙だと知り instagramの#SAKEISAWESOMEkimikoにて日本酒にキャッチコピーをつける取り組みを実施しながら勉強中。

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