今回、西日本豪雨で被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。災害がこれ以上拡大しないよう緊急対策が適格に講じられることを祈念すると共に一日も早い復旧と皆さまのご健康を心からお祈り申し上げます。
現在も避難所で生活していたり、自宅にいてもライフラインが復旧していない方も多くいらっしゃると思います。災害関連のニュースを見るたびに、心を痛めるとともに、私は”自分がその立場だったら・・・”といつも想像をしてみます。
近くの避難所での生活は、まずは周りの皆さんに迷惑をかけるだろうなと想像し、子供たちに小さい事で怒っているでしょう。
避難所ではなく自宅にいたとしても、普段の生活が出来ないイライラは増えていくばかりです。
では、その怒ってしまうときやイライラしてしまうとき、自分はどのような状況になっているのでしょうか?

怒りの感情は、第二次感情と呼ばれていて、第一次感情(不安や、つらい、寂しい等のマイナスの感情)と一緒に存在しているんです。
アンガーマネジメントに出会う前は、「なんでそんな言い方するの?」と怒っていたり、「早くやってよ」といつもイライラしてました。
そのイライラの裏側にある、『自分を認めてもらえなくて悲しい』であったり、『時間に間に合わなくて焦っている』などのマイナスの気持ちには目を向けずに。
でも、イライラしている出来事の裏側にある”自分の気持ち”分かるようになったときから、伝え方や対処法が少しずつ分かってきました。
この”本当の気持ち”を伝える名人がいますが、みなさんわかりますか?
それは子供たちです。
「疲れた~」「お腹すいた~」「怖い!」「寂しかった・・・」など、素直に表してくれますよね。

だからこそ、大人もどう対応してあげればいいのかが分かります。
今までの生活に戻るには、長い時間を要すると思います。
だから無理をせず、ちょっと自分の気持ちをのぞいてみて、どんなマイナスの感情があるかを素直に見つめてあげてください。
”大人だから”、”親だから”って思って頑張り過ぎないで、
気持ちを表すことで、ちょっと気持ちが軽くなっていきますから。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会アンガーマネジメントコンサルタント™
杉本美紀
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