グルメ

現代の竜宮城!?「清流酒造」の熱気のモト

 

酷暑がスコンと終わり、肌寒い季節がやってきました。

食欲の秋、やはり最初に食したいのは酒(けっきょくコレ)。

 

というわけで待ちに待った、なかなか予約が取れない「清流酒造」の酒蔵見学へ潜入してきました!

なぜ酒蔵見学が超絶人気かというと

「竜宮城のように楽しいから」といいます。

 

竜宮城なんて呼ばれるとは、タイやヒラメが踊ってるの~?

まっさか~と思っていましたが、踊っていました。

人が。集団で。

そして私も知らずに飛び跳ねて旗を振っておりました。

 

……なんだろうこの感覚。

なつかしきクラブ? いや明るいラジオ体操? いやいやPOPな盆踊り?

ああ、やっぱり竜宮城だ……と腑に落ちました。

 

 

さて、時間を少々さかのぼって、最初に行われた酒造見学の模様からレポートしたいと思います。

こちら見学のあとに食べて踊ることとなる清流亭。

各所に酒造らしい景色が展開しております。

 

タンク、おっきいな~。

 

まずは、祀られているお酒の神様、松尾様にお祈りしてから貯蔵庫へ入ります。

蔵見学の説明は社長自ら行ってくれるのですが、MCの腕前がプロ。

日本酒に詳しくない人にもわかりやすく楽しめるトークでした。感服。

さて昔は女人禁制の蔵でしたが、いまじゃ杜氏にも女性がいます。

私もずかずか入ります。

 

貯蔵タンクを抜け、麹(こうじ)をつくる麹室(こうじむろ)の前にやってきました。

麹とは、日本酒に欠かせない「お酒のモト」。

むかしから日本酒は「1麹 2酛 3造り」(いちこうじ、にもと、さんつくり)と言われましてその意味は、

酒づくりにおいて、1番大事なのは麹、次に酒母(日本酒のもと)、次に醪を仕込むことという意味なのです。

 

その一番大事な麹は、蒸したお米に麹菌(カビの一種)を上手に生えさせて、完成します。

麹を育てている間は、まる2日間、寝ずの番で麹を混ぜたり、箱に入れて温度を調節したりと、細心の注意が払われるのです。

と、いうわけでとっても重要な作業がこの麹室で行われると考えると……

ドキドキするのは私だけでしょうか。

さて、ツアーでは麹が配られました。(なんとツアー常連客さんが配ってくれます)

ぷっくりとしたサラサラのお米、これが麹です。

口に含むと優しい甘みが広がり、何度も噛むと甘みが増していきます。

 

これを毎日ひとさじずつ食べると、アンチエイジングに、動脈硬化防止に、ダイエットになるそうです。

ああ、天然のサプリメントともいえる麹、たくさん欲しい……!

 

 

ちなみに私たちの唾液に含まれるアミラーゼという酵素が、この麹のでんぷんを糖に代える働きをします。

その口へ酵母を入れて発酵させると、糖をアルコールと炭酸ガスに分解しはじめ、日本酒になるのです……そのあたりの説明はまた今度。

 

 

酒蔵見学が終わるといよいよ酒宴の始まりです。

ついてびっくり、生バンドがお出迎え!

しかもドラムをたたいているのは総務課の方だというから芸達者です。

テーブルには日本酒は5種類、リキュール1種類、焼酎1種類が用意されておりました。

覗き込むと底に日本酒の種類が書いてあるからわかりやすいですね。

左上に位置する大吟醸は、

はっきりとした青りんごの香り。いわゆる吟醸香というものです。

 

酒宴が始まると、矢継ぎ早にパフォーマンスが繰り出されます。

生バイオリンのおねいさん、かわいかった……。

大吟醸をシャーベットにする試みやら、並々つぎまわってくれるやらであっという間に

酔っ払いができあがり。

 

料理長ひきいる板前軍団が握るお寿司、おいしかったぁ~。

 

そんなこんなで、誕生日月の人が呼ばれ(たまたま私も)、みんなに祝われ、歌い、踊り、気が付いたら初対面の人と肩を組んで歌をうたっておったという顛末です。

お酒の力もありますが、それもこれも社長をはじめ、スタッフのみなさんがお客さんを楽しませようと

「良い場づくり」に徹しているから。

さらに、清流酒造を愛している常連さんも一緒にこの場を盛り上げようとしています(アイアンマンの仮装をしている方もいました!)

 

こういう人の心が一緒になっている場というのは、強烈なエナジーを発しているんですね。

知らずにはめられていたタガが溶けてなくなる、幻の時間を体験させてくれてありがとうございました!

 

 

ちなみにこの清流亭の屋内にトイレはありません。

いったん出て、駐車場を超えていくつくりなのですが、そのときに駐車場の白線を歩くように説明があります。

お分かりですね。

まっすぐ歩けたら飲んでよし、はみ出したら注意というわけです。

注意の促し方もエンターテイメントですね。

 

全部の日本酒を飲むと6合を超えるという酒宴なので、自力で家に帰れなくなる人もいるとか……そこは気をつけたいところです。

(当初、わたしも泥酔を想定して、おでこに住所を書いておいた方がよいのではないかと悩みました……)

 

 

と、いうわけで

日本酒に興味があってもなくても楽しめる酒蔵見学「清流酒造」。

来る人を楽しませようとするエンターティナー精神に尊敬の念をいだくとともに、

私も見習いたいと思った次第です。

 

みなさんも、現代の竜宮城を体験されたかったら、ぜひ予約してみてくださいね!

http://www.seiryu-syuzou.co.jp/tour.html

(予約は一ヵ月前からなので、一ヵ月前になったその日にアクションを!)

 

 

 

斎藤貴美子

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フリーランスのコピーライター/ライター/利き酒師(2018年12月~)。日本酒は、芸術かつ宇宙だと知り instagramの#SAKEISAWESOMEkimikoにて日本酒にキャッチコピーをつける取り組みを実施しながら勉強中。

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