愛犬の耳、どのようにケアしてますか?
犬の耳と言っても、犬種によって状態が異なります。
例えば、耳の中に毛が生えている子、生えない子。
それだけでも、お手入の方法が違ってきます。
今回は、「お耳掃除」についてのお話です。
犬の耳
犬の聴覚は、人間の聴覚に比べるとはるかに高く6~10倍聞こえると言われています。
犬の耳の中は、複雑に入り組んではおらず、シンプルな構造になっています。
断面で見るとL字型になっており鼓膜はその奥にあるため「奥まで手入れをするのは怖い!」と思う飼い主様も多々いらっしゃいます。
しかし、たとえ耳の奥であっても見える範囲であれは大丈夫です。(ただし、耳の中はデリケートなので強い刺激は厳禁です。)
お手入れ法
①耳掃除の前処理
耳の中に毛が生えていたら、カンシという道具を使って毛を抜く、指でつまんで毛を抜く、ミニばさみで毛をカットするのいづれかの方法で耳の中が見える状態にします。
この作業は、大事なのですが、嫌がる子が多いので一番嫌がらない方法で傷つけないようにします。
余談ですが、日本では昔、耳の中に生えている毛は、トリミングサロンなどできれいに抜くところが多かったのですが、今は犬の負担を考え、米国で行われてる指で軽く毛を抜く程度・・と言う感じで済ませる考えも取り入れているサロンも増えてきています。
②耳の状態チェック
耳の中の状態をチェックします。臭いや汚れがないか見ます。
カンシにつけた綿や専用の綿棒、脱脂綿を指に巻く(犬種や大きさで太さなど変えます)などで、何もつけずにかき出すように奥から外に向かって持ってきます。
その時に汚れがないか確認します。
③汚れをふき取る
イヤーローションを綿につけて②と同様に優しくふき取ります。
耳の中がきれいになるまで、続けます。
手前の方もきれいに拭いてあげます。
キレイになったら、乾拭きをして終わりです。
まとめ
耳の状態チェックは日常からやっておくと、外耳炎などのトラブル、早期発見にもつながります。
頭をよくふる、耳をよく掻く、耳の付け根を触ると痛がる、首が傾いているなど普段と比べて違うな。と思う事があると、もしかしたら耳のトラブルになってる可能性がありますので要注意です。
耳掃除をしていて、黒い垢やぐじゅぐじゅしていたり臭いがするなどは菌や耳ダニが繁殖している可能性が大きいので病院へ行って診てもらいましょう。
特に、垂れ耳の子は通気性も悪くなりやすいのでマメにお耳の中を見てあげてくださいね。
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