2本目の日本酒は?
さて、前回「等身大の女子会」を始めるべく、スパークリングな日本酒をおすすめしたのだが、今回は中盤におすすめしたいお酒である。
女子会が始まってひととおり近況を報告しあうと、話題は少しずつディープになってくるものだ。
旦那や彼をディするのも良し、勤め先の上司をこき下ろすも良し。
時には「実は昔、〇〇で〇〇が……」と爆弾発言が飛び出すこともあるので、聞き逃せない。
そんな女子会中盤の日本酒に、私が勝手に求めたいことは以下だ。
1.日頃のうっぷんをなめらかに放出するための飲みやすさ
→メンバーが全員おいしいと思う味
2.炭水化物に合あわせやすい味
→そろそろ買い込んだおしゃれなおかずが底をつき、おにぎりやパン、せんべいなどお腹にたまるものが登場
3.ラベルのかわいらしさ
→渋い筆文字のラベルより、かわいいとうれしい。女性は見た目も味に影響しやすいと思うのだがいかに。
と、いうわけで今回のおススメは上記を満たす「越生梅林(おごせばいりん)」。
ふふふ、さらに女子会ということで、女性杜氏(お酒を造る時の最高責任者)が醸した一本である。
(昔酒蔵は女人禁制だったこともあり、女性杜氏はまだ珍しい存在のようだ。だからわざわざ「女性」杜氏と呼ばれるのだろう)
(↑こんな合わせ方もいかが。個人的には黒豆せんべいの塩気と越生梅林の甘みがたまらん)
先日、たまたまこちらの佐藤酒造店(蔵と店が同じところにある)へ買いに行ったらお店番をしていたのが杜氏の佐藤氏であった。
私はそのかわいらしさに本人を3度見、話しかけてデレデレして……すいません。
ご本人曰く、こちらは「ふだんワインなどを飲み慣れている人に、人気のある味」とのことで、ああ確かに。
口当たりが軽く、先に濃い甘さが、次にマイルドな甘さがやってきて、すうーっとキレる。
何度も飲んでも飽きない甘みとでも申しましょうか、たまりません。
ちなみにこのタイプは限定らしいので、欲しい人がいたらお急ぎを。
女子会の話題
さて、話を女子会にふろう。
近年「女子会」という言葉は老若男女に浸透しているようだが、たまに男性から何を話しているのかを疑問に思われる。
うん、それはね……と説明しようとするのだが、思い出せない。
えーっと……たしかAちゃんの同僚男子のメンタルが弱すぎるとか、Bちゃんは毎日忙しすぎるとか……だったような?
おそらく男性方の飲み会もそうだろうが、仲が良いメンツならば、その場が楽しく盛り上がって終わり。
言ってしまえば、話は尽きないが、特に重要な話はない。
わざわざ「女子」と銘打ってはいるが、それほど女子らしいこともしていない(私だけ?)。
みなさんはどうだろう。
今の世の中、SNSツールが多岐にわたり、かゆいところに手が届くサービスが充実しているものだが、私にとって最高なのは、友達と直接顔を合わせて話すこと。
飲めるなら、なおありがたい。
そんな友達に囲まれて、ありがたいと思う昭和の女だ。
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