グルメ

同期・同僚と「生酛造り」のお酒で燃える。

 

仕事で起こる辛いこと、苦しいこと……残念ながら避けて通れないものですが、一緒に乗り越えてくれる同僚仲間がいたら、気を強く持てるというもの。

その同期・同僚仲間と絆を深めるためには……、やっぱり……飲むしかない!!

 

 

安易だな、と思ったそこのアナタ!

ふふふ……酒なら何でもいいってワケじゃないんです。

日本酒の「生酛造り」だからこそ、お勧めするんです。

 

こちらは生酛造りの日本酒、「東京蔵人(とうきょうくらびと)」。

東京は青梅に位置する小澤酒造さんの一本です。

 

 

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■酒造りは、ひとりじゃできない。

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まず生酛と書いて、「きもと」と読みます。

このラベルの図柄、見えますかね?

職人さんたちが集団で仕込みを行っているのが分かるかと思います。

なぜ生酛造りの酒を飲むと感慨深いか、その理由を説明するために、ざっくり歴史を説明します。

現代の日本酒づくりの体制は、江戸時代に形成されたものがルーツといわれています。

当時から最高責任者は杜氏(とうじ)と呼ばれ、その下に杜氏の手足となる職人さんがズラ~っとそろい、一緒に寝泊まりしながら厳しい労働環境で酒を仕込んでいたそうです。

 

厳しい環境とは、冬の仕込みの時期に寝ずの番で麹の具合を確かめるとか、1℃、1秒違えば台無しになってしまう味を守るとか、そういった意味が含まれます。

 

一体彼ら(江戸時代は女人禁制)は何者だったのかというと、各地で稲作をやっている農業従事者で、秋の刈り入れが終わると作り酒屋に集結して日本酒造りを行う「副業・出稼ぎ集団」だったのですね。びっくり。

時代が下ると徐々に、酒造りのグループが形成され、おいしい日本酒をつくれる杜氏や集団は有名となり、各地の造り酒屋どうしで取り合いもあったのだとか。

 

今でいうプロフェッショナルな技術者が、大金で引き抜かれるみたいな感覚でしょうか。

いわゆるヘッドハンティング……ほほう、いつの時代もデキる人は破格の待遇を受けるんですねえ。

 

と、そういうわけで日本酒造りは、現在でも責任者の能力とチームワークがすんごく大事と言われています(オートメーション化し、あえて杜氏の体制を廃止した酒蔵もあります)。

 

 

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■今じわじわ流行っている生酛造り

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さて、では生酛造りって何なのかというと、乱暴に言えば「江戸時代と同じ昔ながらの手間と時間がかかる作り方」です。

 

現在では便利な乳酸菌を使うことで省いてもいい工程といわれているものを、わざわざ力仕事をする、わざわざ疲れることをするわけです。

これって、ビジネスに置き換えると、何かを調べるときにネット検索でちゃちゃっと済ませちゃうのと、現場に行って五感で確かめてモノにする、という違いに似ている、と思うのは私だけでしょうか。

手軽にできることを、わざわざ、労力をかけて行う。

これ、結果は同じようで、けっこう違う。

 

生酛造りは、酵母が自然に近い状態で働くため、一般的にはきめ細かくしっかりとした味わいの日本酒になるといわれています。

かくゆう私は、生酛づくりのお酒がだああい好きです。

生酛はこうだ。と断言できないくらい「生酛」づくりは複雑で繊細で、

あえてまとめるなら、「作り手の意識が感じられる酒」なんだと思っているんですが、

……私、偉そうで失礼しました。

 

 

 

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■同僚と腹ごしらえして飲む、お疲れさま!

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とまあ、そんな背景を知って

「仕事は手を抜いたらいかんのだな。遠回りと思えても、気合を入れた分が反映されて結果につながるのだな。生酛づくりを見習おう。あたしたちも地道にがんばろう……!」

と酒を酌み交わしながら、肩を組み合い、涙が止まらなくなったアナタ!

 

東京蔵人にはぜひ、豚肉野菜炒めなどのガッツリスタミナ系を合わせて、白飯ご飯と一緒にやっちゃってください。

東京蔵人は、味の腰が据わっているので、焼肉のタレなどの甘辛風味も受けとめるから、すごいんですよ。

コクのある甘さと、まろやかな酸が同居していて、やめられない、止まらない……

それだけでも美味しいし、ご飯と一緒でも美味しいというマルチプレイヤー。

 

むしろ私、この日本酒を見習いたい。

みなさんも仕事仲間と一緒にガツガツ食べて、飲んで、仕事のイライラなんて、

ぶっ飛ばしてくださいね!

 

おつかれさまです!

ゴクッ……ぷは~♪

 

 

 

斎藤貴美子

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フリーランスのコピーライター/ライター/利き酒師(2018年12月~)。日本酒は、芸術かつ宇宙だと知り instagramの#SAKEISAWESOMEkimikoにて日本酒にキャッチコピーをつける取り組みを実施しながら勉強中。

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